2歳児マスクは無理?しないとどうなる?保育園での感染リスク

2022年2月4日、新型コロナウィルスのオミクロン株対策で、2歳児以上はマスクをつけるようにと政府から推奨されました。ですが、保育園の現場を見ると、不可能な方針ではないかと思います。

2020年8月31日時点では、厚生労働省は2歳児未満のマスク着用はすべきではないとの見解を発表。理由としては、子どもが自分でマスクを取り外したり体調不良を訴えたりすることが難しく、窒息や熱中症につながる恐れがあるため。同時期、小児科の専門家たちも同じ会見を示しました。

これを踏まえての、2歳以上という基準なのでしょうか。

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保育園でのマスク着用状況

保育所でマスクを着用している2歳児はほとんどいません。つけている子もいますが、外すタイミングも多く、つけていない子も多いため、あまり意味がないのでは……と思います。

持参する子もいますが、朝おやつ、給食、午睡、午後おやつと、マスクを外すタイミングは多く、その間、飛沫が飛ばないよう静かにしている、ということは不可能です。2歳児に限らず、年長組でもあまり変わりません。ずっと子ども同士の距離を保ったり、アクリル板などで仕切ったりすることも難しいです。

新型コロナウィルスとの戦いが始まってからこの約2年間、わたしは実際に保育園の現場を見てきました。自分の子どもも保育園に通っており、知人から、別の地域の園の様子も聞いています。

仮にほとんどの子がマスクを持参しても、保育所内での風景はほとんど変わらないと思います。泣いて嫌がる子は否が応でもマスクを外し、投げたり隠したりします。そんな子につけることは出来ません。

3歳児でも難しい。4歳、5歳だって、嫌がる子はいます。

保育園で子どもにマスクをつけさせるとどうなる?

職員の負担と子どものストレスが激増します。

2歳児でも、「つけようね」と話をするだけで、ずっとつけていられる子ももちろんいます。ただ、決して多くはありません。クラスの半分もいるかどうか……。

5歳児でも「いやだ」「とりたい」とはっきり主張する子がいます。不快感や自分の気持ち、どうしたいかなどを言葉で表現することがまだ難しい2歳児から3歳児が、何度もマスクをつけるよう指摘されたり、長時間つけるストレスはかなり大きいと思われます。

遊びに集中できなかったり、不快感から機嫌が悪くなって他の子とトラブルになりやすくなったり、食事や着替えなどのイヤイヤが激しくなったり。色々な影響が予想されます。

そうなると、現場の職員の負担は大きくなるばかりです。

ただでさえ、人数が限られています。

保育室に4人職員がいたとしても、1人はケンカの仲裁をしていて、1人は給食の準備をしていて、1人は泣いている子を抱っこしてあやしていて、1人が目の前の子の遊びの相手をしているなど。タイミングと状況によっては、保育室の中で、目をかけられない子が出ます。

噛みつき癖がある子や、すぐに部屋を走り回って壁などに激突してしまう子など、色々な子がいます。職員の負担が大きいほど、「子どもの安全確保のために」とやむを得ず不適切な保育に陥ってしまうことも……でてくるかもしれません。

保育園でコロナ対策は無理?

家族やその周囲で、コロナ感染者が出たり体調の変化があったりした場合に、登園を控えるというのが、最善策のように思います。子どもだけでなく、保護者の方や業者の方も徹底します。

施設内のイスやテーブル、床、壁、玩具などの消毒、人の手洗いや消毒の徹底はもちろんのこと。子どもたちの間に入る職員のマスク着用、体調観察も徹底し、ウィルスの媒介者とならないようにすでに最大限の努力をしている保育園がほとんどです。

保育所内でのマスク着用については、実際は難しいため、保護者の方や関係者の方には寛容な理解を求めたいです。

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